【新唐人日本2011年6月22日付ニュース】報道によると、アメリカ政府は携帯電話およびパソコン対応の“地下インターネット”を開発。目的は、外国の異見者が自国政府の監視から逃れて、自由に情報伝達ができるように手助けするためです。中国のネット専門家はこの政策を肯定する一方、大衆化の技術を持つ民間企業への援助を呼びかけます。
“ニューヨークタイムズ”によると、200万ドルが投じられるこの秘密プロジェクトには、外国国内の独立したモバイルネットワークおよび“ケース型インターネット”が含まれます。一見普通のスーツケースに見えるこの装置は、特殊なソフトを利用して短時間に、広範囲をカバーする無線ネットワークを構築し、グローバルネットワークに接続できます。
無線ネットワーク技術を採用したこのシステムは、携帯電話やパソコンで “地下”ネットワークを構築できます。携帯電話やパソコンに特殊なソフトをインストールするだけで、ミニ送信機になります。
中国のネット専門家王俊秀さんは、アメリカ政府の“封鎖突破”に対する努力を肯定したものの、中国大陸ではネット封鎖を突破するソフトの使用が一般的で、《無界》と《自由門》がそれだと話します。
《インターネット週間》編集長 王俊秀氏:「投入した力度がまだ足りないと感じました。次に 実際の効果をまだ見ていない、もちろん方向は肯定すべきです」
ヤフー中国の元社長で《一起網》の編集長を務める謝文さんも、設備を使うとなると、コストが高すぎて普及には向かないと指摘します。もっと有効的なのは、突破ソフトの開発だと述べます。
謝文氏:「もっと有効的なのはネット封鎖突破ソフトの開発」
代表的なのが《無界》と《自由門》。しかし、資金と技術の不足で最近よく封鎖に遭っています。アメリカ政府が新たに開発するより、既存の民間企業の技術をバックアップしたほうが有効的だと述べます。ネットユーザーに必要なものが分かるからです。
謝文氏:「代表的なのが《無界》と《自由門》。しかし 資金と技術の不足で最近よく封鎖に遭っている。アメリカ政府が新たに開発するより既存の民間専門家の突破技術をバックアップしたほうが有効的だ」
中国インターネット専門家 謝文氏:「(米国政府が)もっと進んでいて直接ネットと接続でき、高度な技術で封鎖を突破するのかと思っていたけど 違うようですね。設備が必要なようなので大規模普及には不向きです。《無界》《自由門》のほうが格段にいいです。ハードウェアや専門的なツールは大規模普及には不向きです」
独裁国家と西側諸国のネット封鎖とその突破。この見えない戦争で勝つのはどちらなのか。王さんは、インターネットは構造自体が開放的なので、本質的には封鎖できないといいます。謝さんも、これは結果の明らかな戦争だと示します。
中国インターネット専門家 謝文氏:「道理上 世界の主流では新技術のインターネットによる人類社会への利便性は間違いなく主流を占め、圧倒的です。世界では有数の国がネット封鎖を行っており、それも絶対的な封鎖ではありません。エジプトのようにネットを切断しない限り、これはつまりバーチャル戦争です」
アメリカは今まで主にボイスオブアメリカなどのメディアを通じて、独裁国家に民主主義理念を伝播。インターネットが普及してからは、ソフトを開発し、中国などの独裁国家のネット封鎖の突破を支持してきました。
AFP通信は報道で、中国のネット封鎖突破の有効的な方法として、法輪功学習者が開発した“世界インターネット自由連盟”ソフトを挙げました。2009年、イランで反政府デモが発生した時もこのソフトが使かわれ、世界に広く知られるようになりました。
新唐人テレビがお伝えしました。3:53
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/15/a546564.html.
(中国語)